東京オリンピックに出場しているソフトボール日本代表の後藤希友(ごとうみう)投手が話題になっていますね。
不動のエース・上野由岐子投手の影に隠れていましたが、メキシコ戦での好リリーフはシビレましたよね!
そんな後藤希友選手は2001年生まれでまだ20歳の選手ですが、中学や高校はどこで、どのような活躍をしていたのでしょうか。
今回は後藤希友投手の学生時代にスポットを当てて、その経歴を解説していきます。
後藤希友投手の高校はどこ?
後藤希友投手の出身高校は東海学園高校で、全国大会に毎年出場するような名門校です。
しかし、後藤希友投手の高校時代は決して順風満帆とは言えないものでした。
後藤希友投手は高校1年生ですでに107kmの速球を投げることで注目を集めていましたが、1年生のインターハイでは創志学園に破れて3回戦どまり。
春のセンバツ大会も千葉経大付属高校に敗れて3回戦負けと、後藤希友さんの高校1年目は、全国大会ではなかなか結果を残すことはできませんでした。
さらに2年生の夏は地方大会で敗れて、全国大会出場も逃していしまいます。
しかし、後藤希友投手が最上級生になった2年生の選抜大会予選では見事全国大会の出場を勝ち取り、同時に日本代表に選ばれます。
これが後藤希友投手にとって大きな転機になったようです。
そこからは日本代表で学んだことを後輩に教えるなど、人間的にも成長した後藤希友投手。
1年生や2年生時の敗戦が後藤希友さんを強くしたようです。
実際に、後藤希友投手はインタビューでこのように語っています。
負けたことがすごく勉強になりました
引用元:BBM SPORTS
結局後藤希友投手の高校生活の最高成績は、3年生のときに出場したインターハイの準優勝でした。
高校を卒業してトヨタ自動車に入社した後藤希友さんは、これから日本のエースを目指して成長していくのだと思います。
後藤希友投手の中学校はどこ?
後藤希友背投手の出身中学は、地元愛知県の日比野中学校です。
後藤希友投手は小学校4年生からソフトボールを始めましたが、当初中学でソフトボールを続けようとは思っていなかったようです。
バスケットボールなどの他のスポーツを並行してやっていた後藤希友投手は、中学ではソフトボール以外の部活動をしたいという気持ちもあったのかもしれませんね。
しかし、日比谷中学のソフトボール部の監督は後藤希友投手の才能を見抜いていました。
後藤希友投手が中学に上がったときに、日比谷中学の監督がソフトボール部に入部するよう促したのです。
日比谷中学校では毎年「バッテリー講習会」が行われており、後藤希友投手は4年生から6年生の間参加していたため、監督から目をつけられていたのです。
自分の意志ではありませんでしたが、結局流されるように日比谷中学校のソフトボール部に入部した後藤希友投手は、1年生のときから投手として試合に出場します。
そして、いきなり東海大会3位の成績を収めたのでした。
しかし、後藤希友投手が2年生3年生のときは部員不足もあり県大会止まり。日比谷中学校での練習はかなり厳しかったそうなので、途中で挫折してしまう部員もいたのかもしれません。
後藤希友投手自身も高校ではソフトボールは続けないと思っていたそうです。
そんな後藤希友投手の考えを変えたのが、世代別日本代表に選ばれて台湾遠征に参加したことでした。
日の丸を背負って戦う緊張感と責任感が後藤希友投手にとって良い刺激になったのか、結局後藤希友投手は名門・東海学園高校への進学を決めるのでした。
また、後藤希友投手は14歳のときに「都道府県対抗全日本中学生女子大会」に愛知県代表として出場して優勝投手になっています。
それがきっかけで、後藤希友投手は指定強化選手のような位置付けである、TAP―A/Bの代表選手に選ばれています。
14歳でTAP―A/Bの代表選手に選出されるのは史上最年少のことで、このことからも後藤希友投手が逸材であることがわかりますよね。
TAP―A/Bではオーストラリアの国際大会に参加して、実業団や世界の選手の実力に圧倒されたそうですが本人にとっては、若い頃から世界を知ることができたのは良い経験だったのではないでしょうか。
後藤希友の現在は?
東海学園高校を卒業した後藤希友投手は、2020年にトヨタ自動車に入社してソフトボールに打ち込んでいます。
後藤希友投手はストレートとチェンジアップを武器に、若くしてトヨタ自動車のエース格として活躍しています。
現在のストレートは110kmを計測しており、これは野球で言うと160kmに相当します。
例えるならば、アメリカメジャーリーグで活躍する大谷翔平投手のような剛速球をイメージするとわかりやすいですね。
後藤希友投手が所属するトヨタ自動車には、アメリカ代表のエースであるモニカ投手が在籍しています。
チームに世界最高峰の選手がいるので、後藤希友投手にとってはとてもいい環境でソフトボールに打ち込むことができていますよね。
さらに、後藤希友投手は進化を続けるために新しい球種・ライズボールを習得すべく、日本のエースである上野由岐子投手に教えを受けているそうです。
自分にないものを取り入れるために素直に教わることをいとわないのが、後藤希友投手の強みである気がします。
後藤希友投手は、
社会人チームにいると目の前にモニカがいて、日本代表にいると目の前に上野さんがいてという経験ができるのは自分しかいないと感じている
引用元:NHKオリンピック特集
と今の恵まれた環境を自覚しているようです。
後藤希友投手には、モニカ投手や上野由岐子投手が現役の内に彼女たちからできるだけ学んで、ゆくゆくは日本のエースになっていってほしいと思います。
まとめ
今回は、ソフトボール日本代表の後藤希友投手の高校や中学がどこなのかを解説しました。
後藤希友投手の高校は東海学園高校、中学は日比谷中学校で、ソフトボールに打ち込んできました。
学生時代に成功と挫折を繰り返しながら成長してきた後藤希友投手。
東京オリンピックを経験して、さらに大きな存在となって日本代表を引っ張っていってほしいと思います。
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