2022年10月27日、日本ハムファイターズの杉谷拳士選手が電撃引退を発表した件で、なぜ引退することになったのか、その理由をまとめています。
世間では驚きの声が溢れていますが、客観的に杉谷拳士選手を取り巻く状況を踏まえると、引退やむなしであることは明らかなのです…
詳細はこの後でまとめていますので、ぜひ本文へお進みください!
日本ハム・杉谷拳士選手の引退理由はなぜか
報道によると、杉谷拳士選手は区切りを付けるために引退するとしていますが、具体的な杉谷拳士選手の引退理由は、自身の成績の下降と若手選手の台頭が大きな原因と考えられます。
まず、過去3年間の杉谷拳士選手の打撃成績を紹介すると、次のようになります。
試合数 | 打率 | 本塁打 | 打点 | |
---|---|---|---|---|
2020 | 88 | .221 | 2 | 11 |
2021 | 54 | .117 | 2 | 9 |
2022 | 51 | .165 | 0 | 3 |
ご覧のとおり、特に2021年・20222年シーズンは不本意な成績に終わり、31歳を迎えた杉谷拳士選手にとっては戦力外の当落選上にいることがわかります。
さらに、杉谷拳士選手は内野手登録でありながら、ここ数年は外野手としての出場が多くなっており、守備固めやレギュラー選手の休養時にレギュラーで試合に出場していました。
しかし、ここ数年の日本ハムファイターズの外野手は層が非常に厚くなっており、2022年度シーズン首位打者を獲得した松本剛選手、球界を代表する選手である近藤健介選手、強肩強打を売りにする万波中正選手、他にも2年目で売出し中の今川優馬選手などもおり、正直ベテランの域に入ってきた杉谷拳士選手が必要とされる機会は激減したと言っても過言ではないのです。
杉谷拳士選手は2022年度の年俸は2800万円。
2021年度から20%落として2022年度シーズンを迎えていましたので、仮に現役続行すればさらなるダウンは避けられません。
このような状況から杉谷拳士選手の引退理由を鑑みると、同選手の選択は現実的だったと言えます。
突如の引退で、杉谷拳士選手の家族の生活を心配する声も聞こえてきます。
杉谷拳士選手の奥さんについては下記記事でまとめていますので、ぜひご覧ください!
日本ハム・杉谷拳士選手の引退理由に水面下の戦力外の可能性も
日本ハムファイターズの杉谷拳士選手の引退ニュースに世間からは驚きの声が絶えませんが、実は日本ハムファイターズから水面下で戦力外通告を受けていた可能性があります。
杉谷拳士選手は2021年度シーズン終了後、不振だった成績を理由に新庄剛志監督からバラエティー番組に出演しないことを命じられていました。
裏を返せば、杉谷拳士選手にとって2022年度シーズンは、最後のチャンスだった可能性があるのです。
日本ハムファイターズは、今後優勝を目指すべく血の入れ替えを行っています。
2021年シーズン終了後、それまで主力選手として活躍していた西川遥輝外野手、秋吉亮投手、大田泰示外野手の3選手をノーテンダー(契約を結ばない)にして、大きな話題となりました。
日本ハムファイターズは2022年度シーズンから新庄剛志監督を迎え、捲土重来を期しています。
そんな中、杉谷拳士選手はそのキャラクターから客を呼べる選手ではありますが、近年の成績と31歳という年齢を踏まえると、日本ハムファイターズのフロントが同選手を戦力として見られない、と判断していてもまったく不自然ではありません。
杉谷拳士選手はこれまで日本ハムファイターズに成績以外の部分で多大な貢献(集客など)をしてきましたので、公には戦力外通告ではなく本人に引退を選ばせた、フロントや新庄剛志監督の温情があったのかもしれません。
日本ハムファイターズに指名されたニューヨーク・メッツの加藤豪将選手。
両親のルーツを知ると、どのような経緯でアメリカでプレーしているのかを知ることができます。
詳細は下記記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
【まとめ】杉谷拳士選手の引退理由はなぜか【フロントや新庄監督の温情も】
今回は日本ハムファイターズの杉谷拳士選手の引退理由はなぜなのかをまとめました。
杉谷拳士選手の直近の成績を鑑みると戦力になっているとは言い難く、さらに若手の台頭もあり、今後杉谷拳士選手が活躍できる場はほとんどない状況だったことが引退理由として挙げられます。
さらに、最近日本ハムファイターズは主力選手を切り、若手中心のチームづくりに勤しんでいるところを踏まえると、実は水面下で杉谷拳士選手は戦力外通告を勧告されており、これまでの功績を考慮されて公には”引退”となった可能性すらあります。
2023年度シーズンから杉谷拳士選手のプレーが見られないことは非情に残念ですが、必ずメディアの前で活躍されるときがきますので、杉谷拳士選手の第2の人生を暖かく応援しましょう。